でんでらりゅう |
解説 |
でんでらりゅうは、長崎県に伝わる童歌(わらべうた)の中のひとつ。でんでらりゅうが、でんでらりゅうばともいいます。
長崎を中心に九州地方に流行、それぞれの方言にアレンジされて歌い継がれ全国に広まり、小学校の音楽教材にも取り上げられています。この歌を素材に現代風な詩と曲を付け足したレコードが昭和52年にキングから出て話題を集めました。タイトルは「デンデラリュウ」。前田良一・作詞、作曲、歌。レコード・キングGK78。
歌詞は
デンでらりゅうば(が) でてくるばってん デンでられんけん でーてこんけん コンこられんけん こられられんけん こーんこん
で、
標準語訳をすると、
出られるなら、出て行くけれど、出られないから、出て行かないよ、行けないから、行きませんから、行かないよとなります。
長崎弁では「来る」は「行く」の意味にもなります。
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